活用事例|株式会社猩々テクノ
活用事例 Use Of Technology
生産現場で活用する
猩々テクノがこれまで培ってきた設計技術や加工ノウハウを活かし、難しいと思われていた部品製作へのご提案をさせていただきます。部品のプラスチック化、部品点数や二次加工の削減など、実績があるので貴社の製品づくりにおけるトータルコストの削減に貢献することができます。
プラ化・一体化で組立工数工数を削減したい
小型化、軽量化、コストダウン等のプラスチック化の設計に、金型の立場からのご提案をさせていただきます。写真の製品は「軽量化」を目的に金属部品をプラスチック化しました。その際に、既存の金属部品をプラスチック化するだけでは効果が低いため、円盤状の蓋・筒・四角い枠の3部品を一体化することを提案させていただき、部品点数の削減と組立工数の削減にも繋がりました。
複数部品を一体化したい
複数部品を一体化する、組み付け工数の削減、小型化、軽量化等のトータルコストの削減に、金型の立場からご提案させていただきます。写真の製品は内径にOリングを組み込む溝が必要な部品でした。これまでは2部品を溶着で一体化していましたが、弊社が得意とする内側にすぼむ金型構造を使用することで一体化することができました。パーティングライン(PL)のバリ・段差は、1stトライで0.01mm以下にでき、真円度補正を行うことで製品合格となりました。
成形品の寸法精度を上げたい
成形品の寸法精度を上げたい、真円度だけでなく円筒度も良くしたいというご要望に、高速マシニングセンターで金型に±2ミクロンの精度で加工を行い、面粗度も上げて、修正回数の削減を実現します。
成形品での実績(φ40 程度)
PC-GF30:真円度・同軸度0.01未満
PA66-GF33:真円度・円筒度0.05未満
二次加工を無くしたい
金型に内スライド(内すぼみ構造・コラプシブルコア)や回転抜きという機構を盛り込み、プラスチック部品の内径のねじ切りや溝加工等の二次加工を無くし、1回の射出成形で部品製作を完結するご提案をいたします。
精密な部品加工をしたい
最近はチタンの加工実績もあり、アルミやステンレスの治工具製作や鍛造型・ゴム型の金型部品加工、電極加工もご依頼いただいております。微細穴加工が必要な金型製作のため、φ0.22x深さ5mmの穴もSUS420J2(HRC52)にマシニングセンターで加工できています。ワイヤーカットではφ0.3の穴加工を行っています。
応用分野
カメラ、光学分野はもとより自動車、産業機器、医療機器など多彩なフィールドで弊社の超精密金型の技術は応用されています。精度、技術が求められる製品や「不可能」とあきらめていた製品にも長年培った知識と技術があるので対応することができます。
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光学分野
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自動車分野
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産業機器
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医療機器
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スーパーエンプラ使用分野
光学
猩々テクノは、フィルムカメラの時代から金型製造で光学機器の進化に貢献してきました。鏡筒部の溝をレンズ枠がスムーズに動くことによって、カメラは滑らかなズーミングを実現します。この鏡筒部品の金型には、内スライド(内すぼみ)や回転抜きといった特殊な機構が必要です。小型高性能化が進むコンパクトデジカメ用の鏡筒においては、きわめて複雑な機構が要求されます。
自動車
自動車のヘッドランプを構成するリフレクター部など、当社はすでにいくつかの自動車部品を手がけた実績があります。自動車産業はつねにハイレベルな競争が展開されていますが、これから省エネ・電気化の進展に伴っい、ますます金型技術への期待が高まっています。
産業機器
液体、気体を問わず流体を制御するマニホールドや継ぎ手での金型製作実績があります。光学部品で培った円筒やねじ加工の加工精度と仕上げ調整で貢献しています。産業機器分野は、猩々テクノの技術がすぐに生かせるフィールドといえます。
医療機器
医療の現場では、注射器をはじめ数多くのプラスチック成型品が使われています。弊社はピペットチップやカートリッジケースの金型製作実績があります。人命を救う医療用機器の発展に、ささやかな貢献ができればと願っています。
スーパーエンプラ
金属代替用プラスチックとして開発されたスーパーエンプラは、耐熱温度は150℃以上とエンプラより高く、『PPS、PSF、PES、PEEK、PI、PEI、フッ素樹脂、液晶ポリマー(LCP)』などがあります。猩々テクノではPPS、フッ素樹脂(PFA,PTFE)、液晶ポリマー(LCP)向けの金型製作実績があります。